こんにちは:)
日本ではあまり症例がないですが、アメリカでは毎年のようにネグレリアフォーレリ(Naegleria Fowleri)の被害に遭ったというニュースがあります。
今年も被害のニュースがありましたよね。
アメリカでの症例もものすごく多いわけではないですが、温暖化により人食いアメーバ(脳食いアメーバ)が増加しているという記事も目にします。
そこでこの記事では人食いアメーバ”ネグレリアフォーレリ”について、そして万が一疑いがあった場合はどうすれば良いのかをまとめました。
早速みていきましょう。
人食いアメーバ ネグレリアフォーレリとは?
「人食いアメーバ」と言われているだけで、もう恐ろしいですよね💦
「脳食いアメーバ」と呼ばれることもあるようです。
どちらも怖い・・・
なぜこんな呼ばれ方をしているかと言うと、人の脳に入り込み寄生し、脳を破壊していきます。
また最も怖いのがその致死率の高さ。
アメーバの名はフォーラーネグレリア。南極以外のすべての大陸で発見されており、’12年までに16ヵ国で310件の感染が報告されています。研究が進んでいるアメリカでの報告件数が最も多く、米疾病対策センター(CDC)によれば、1962年から昨年(2017年)までの間に143件の感染が報告されています。うち、生き延びた人はわずかに4名。致死率97%という、恐ろしいデータが残っています。
引用元:https://friday.kodansha.co.jp/
なんと97%と言われていて、ネグレリアフォーレリが体内に入り込み、初期症状が現れてから1~18日の間に死に至ると言われています。
過去の症例を調べると1週間ほどで死亡しているケースが多いので、18日間もつのは稀かもしれませんね。
まさに「人食いアメーバ」です・・・
【特徴】
人の鼻から入り込む
【生息地】
川や湖、池、水たまりなどの淡水、または土の中
※通常25~35度の温水の中に生息していると言われているが、46度のお湯の中でも生息できると言われている。
【初期症状】
・発熱
・頭痛(日が経つと起き上がれないほどの激しい頭痛になる)
・吐き気、嘔吐
・悪寒
※風邪の症状に似ているため、休めば治ると思いやすいので注意。
【症状が進むと・・・】
・首の痛み
・痙攣
・意識障害
・幻覚
ここまで来るともうかなり脳を破壊されてしまっていることがわかりますよね。
世界や日本での症例
- 25歳女性(日本):感染経路不明。初期症状から10日間ほどで死亡。
- 11歳少年(フロリダ):家族と訪れたコスタリカでの温水プールでの感染の確率が高い。
- 29歳男性(テキサス):人工の波が楽しめるプールでの感染の確率が高い。発症から1週間ほどで脳死状態。
- 12歳少女(アーカンソー):湖で感染した疑い。早い対処だったため抗寄生虫薬などの投与によって回復。
- 13歳少年(フロリダ):湖での感染の可能性が高い。発症から1週間ほどで死亡。
多くは川や湖、池などで遊泳した後に発症するケースが多いのですが、水道水で鼻洗浄をして感染したケースもあるようです。
日本の場合は水道水の清浄水準は高いのでリスクは低いかと思いますが、海外へ行くときは水道水についても注意が必要かもしれません。
疑いがあった時の対処法
感染が確認された時には”遅い”とも言われているこのネグレリアフォーレリですが、助かっている例もあります。かなり数は少ないですが・・・
では、もしかしたらネグレリアフォーレリかも?と思ったらどうしたら良いでしょうか。
- 川や湖、池などで遊んだ
- 水道水で鼻洗浄をした
- 温水プールや温泉などの施設で顔をつけた
こういったことをした後に下記の症状が出た場合、
- 発熱
- 頭痛(日が経つと起き上がれないほどの激しい頭痛になる)
- 吐き気、嘔吐
- 悪寒
「これは風邪だ」と決めつけずに病院にいち早く行きましょう。
ポイントは「対応の早さ」です。
時間が経ってから病院に行っても手遅れのことが多いということなので、症状が出てその前に疑われる行動があればすぐ!
初期段階であれば抗寄生虫薬などの投与により助かることがあります。
また先ほど土の中にも生息していることがあるとお話しましたが、もし土いじりなどをした場合は顔などを触らず、しっかりと手を洗うこと。
日本人の場合、温泉に浸かることも多いと思いますが、温泉でも頭からざぶーんとやるのは避けたほうが良いかもしれません。
まとめ
日本での発症例はかなり少ないのですが、世界中で温暖化が進んでいることによりネグレリアフォーレリの被害は多くなるのではないかと言われています。
致死率がかなり高く、危険ですので知識として知っておいて損はないかと思います。
夏以外にもこの危険性はあると思うので、皆さん注意しておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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