こんにちは:)
フランスの外交官がステルシング疑惑ということでニュースになっていましたね。
そこで「ステルシングって何?」と思われた方いると思います。
数年前にアメリカで流行ったことがあり話題になっていました。
この記事では「ステルシングとは何か」、またステルシングに対し世界や日本はその行為をどうとらえているのかということをまとめています。
人権にかかわることですのでしっかりと知っておきたいですね。
早速見ていきましょう。
ステルシングとは?
ステルシングとは「性行為中に避妊具を外す行為」のことです。
この場合相手の同意なく外し、性行為を続けるということになります。
大体の場合は男性がコンドームをつけるという避妊方法が多いと思うので、基本的にこの被害に遭ってしまうのは女性となります。
男性からしてみれば「いいじゃん」というノリかもしれませんが、女性からしてみれば望まない妊娠や性感染症のリスクも考えられますので大ごとです。
そのため、同意の上で始まった関係だとしても、ステルシングをされた瞬間に性的暴行を受けたと感じることもあります。
人権侵害にもなる問題ですし、お互いの信頼関係にも傷をつけることになります。
ただこのステルシングに関しては国によって明確な法律がなく、対処が問われることが多いのも事実。
「同意があって始まった行為のため性的暴行ではない」という捉え方が多く、ステルシングの場合は「合意の侵害」とみなされるのです。
※合意の侵害も犯罪であることには変わりありません。
あくまでも性的暴行というのは「同意がなかった場合」ということなので、ステルシングが性的暴行かどうかということに関してはまだ議論されています。
難しい問題なのかもしれませんが、やっぱり許せませんよね。。。
完全なる裏切り行為ですもん。
日本ではあまり耳にすることの多い言葉ではないかもしれませんが(少なくとも私の周りではあまり聞かない)、今後こういったことが増えると想定して日本もどう対処していくか考える必要があるのではないかと思います。
日本での対応
日本ではセクシャルハラスメントに関してもですが、実際のところ女性の人権を脅かす行為に対しての法整備ができておらず、また対応も海外に比べるととっても遅いです。
実際にこのステルシングについても「日本では犯罪行為とはみなされない」ということのようです。
そのため、もちろんステルシングに対しての法整備もされることは今のところないでしょう。
世の中がもっと公平になるように法整備がされると良いのですが、なんと言ってもスピード感のない日本なのでまだまだ時間がかかってしまうかもしれませんね。
そのため、現段階では個人の責任感によるとは思いますが、忘れないでほしいのは、
・自分勝手な行為が相手を深く傷つけることがある
・自分が犯罪者になる可能性もある
ということですね。
犯罪行為にならないならいいじゃんではなく、人を傷つけることに変わりありません。
責任を持った行動を心掛けましょう。
世界の対応
日本は遅いという話をしましたが、アメリカやヨーロッパでは「ステルシングが女性を侵害する行為であり、正しく罰せられるべきものである」という動きが出ています。
実際に過去にスイスでは「強姦罪」の判決が下されたという事例があります。
またドイツでも有罪判決が下ったという事例があります。
ステルシングに対する対策はアジアでも広がりを見せ、シンガポールでは新しい性暴力として罰するよう法整備が進められているようです。
アメリカに関してはまだステルシングの裁判例がないため、具体的に法律が成立したなどの動きはないのですが、州によっては州法案として審議されているようです。
こういった動きは大切ですよね。
まとめ
ある程度自分の身は自分で守るということは当たり前なのかもしれませんが、女性がお願いをして装着していたにも関わらず自分勝手な思いで行為中に外すというのは本当に酷いと思います。
まだ日本ではこのステルシングに対して法整備などは検討すらされていないですが、こういったことに対しての法整備、対応を早急に進めてほしい限りです。
最後にもう一度リマインドですが、自分勝手な行為で大切な人が傷つけてしまう可能性が大いにあるということは常に意識してほしいです。
今回は中々真面目な記事でした◎
最後までお読みいただきありがとうございました。
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